薬師神社について[山形県酒田市・7/6]

平成26年7月6日。
昨日のブログで紹介した、酒田市二番町の藥師神社

藥師神社の由来を。
一部文字が消えていて読めない箇所もあるが、解読に励む。
s-DSCF2952

藥師神社由来
桶屋町鎮座薬師神社本尊は髙倉院の御宇治承年中又は
養和年中に建久から建保年間(1200年)頃出羽國大和の荘田河(田川)郡
の由良村の沖に漂い光の発するを見た漁師達は占師に頼みしところ霊仏
乃尊像が海に漂い給へる為とて近郷の漁師集いて舟を出し網をおろし海底
を尋ねるに海藻をまといたる怪しき箱を得たり。箱の中こそ占文の如く中尊
薬師如来左右には日光月光の菩薩誠とに霊妙不測の尊像なり。
當時泉流寺の尼公とてやんごとなき禅尼袖の浦に住庵居る処に彼の
霊仏を送る。尼公これを由良の薬師と崇め奉り之を信仰した。
その後建保五年夏(1217)四月十五日尼公は遺言し寂し給う霊仏の
遺言どおり髙野の浜の満福寺に移し湊の薬師と崇められた。
秋田町西南に万福寺を引移しと同時に薬師如来も別殿に安置し
奉る。以後四十余年後の慶長年中(1596~1614)時の僧故ありて無量院専海
寺は荒れはてるを嘆き悟真山の住僧自らこの三尊を抱きしばらく善導寺に
安置せり。天文年中(1532~1549)当院の始祖無量院専海より二世千手院
賢清右の尊像を深く念じ善導寺より乞うけ今の地に薬師堂一宇を建
立し安置せり。三世宝鏡院清安法師(万治三年一月十六日寂)が羽黒山より月光山薬師
王寺なる号を授け明治九年の神仏混漁令以後薬師神社と改めて現在に
至るが桶屋町の産土神として鎮座する薬師神社はご承知のように昭和五十一年
酒田大火の災禍から幸いにも免れいささかのいたみもなく残り町内の安泰と繁栄
をお守護して下さる崇髙なお社であります。
昭和六十年仲秋吉日
桶屋町氏子一同


またこのような看板もある。
s-DSCF2954

薬師の森と其の由来
天正年間(1573~91年)上杉氏と最上氏との戦乱時
には現上ノ山付近に柵が設けられ戦場となる(江戸時代に
は亀城第一の木戸たり)慶長年間(1614年)頃に薬師堂
、無量院(宝鏡院)が亀ケ崎城主の祈祷を命ぜられ御免地
賜わる。寛永二十年(1643年)無量院専海より二世千
手院賢清が別当となり善導寺より現地に薬師堂を建立
後三世宝鏡院清安法師、羽黒山より山号を受け、月光山薬
師王寺となる。亦文献によれば出羽三山神社、参詣者の宿
坊が有った。明治に入り薬師神社となり桶屋町の神社とし
て信仰を集め昭和一〇年桶屋町、大工町で山王祭り下の神
宿で高橋喜吉宅、其の時に神社の欅に鯉の滝登りを飾り数
万人の目を楽しませた。
昭和五一年晩秋、酒田大火の時、欅の空洞に飛火が入り
二〇メートル位いの火柱が立ち懸命な消化(原文ママ)により鎮火、幸
に欅も残り神社や近くの民家も類焼から救われ、この欅の
巨木は桶屋町のシンボルとして見守り、又上部幹よりは今
尚若木の枝が繁り、時代を越えた御神木として欅の保存に
氏子一同万全を期して御守りして行き度いものです。
平成八年夏
薬師神社氏子一同


こちらがその欅。
道路を挟んで向かいの建物にまで枝が届きそうなくらい繁っている。
s-DSCF2956
FUJIFILM XF1

これらを解読した事により、
ここがかつては薬師堂と称していた事と、
この町内の地名はかつて桶屋町と言った事が判明。

藥師神社(やくしじんじゃ)
鎮座地:山形酒田市二番町12-27
御祭神:大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)




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Author:zunsanzunsan
秋田県出身、山形県庄内地方在住のzunsanことK.Junです。
神社が好きで、しょっちゅう神社の写真を撮りに行っています。
使っているカメラは主にPENTAX K-5。
他にFUJIFILM XF1、LUMIX GF2、Canon G11、PENTAX K-m、RICOH CX3を使っています。

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